大学の歴史
大学の定義によりますが、単に高等教育機関という意味でとらえれば、その歴史は、紀元前7世紀創設のタキシラの僧院が最古のものとなります。タキシラ僧院では、卒業生に学位にあたるものを与えており、世界遺産の遺跡がある現在のイスラマバード北西、パキスタンのタキシラにありましたが、西暦6世紀に街と共に破壊されました。古代インドでは、 タキシラ、ナーランダ、ヴィクラマシラー、 カーンチプラム は学問の中心地として存在していました。日本に大学が出来たのは、明治時代に入ってからのことです。つまり欧米から実に250年以上遅れています。いわゆるフンボルト理念という、大学が教育と研究の2つの要素を持つことになったのは19世紀のドイツが始まりです。明治の日本はドイツの影響を大きく受け、大学の基盤も当時、世界一の国家であるドイツにならっています。人文科学・理学・工学・農学・そして医学と、自然科学から応用科学まですべてを網羅していて、その中でも特に理学・工学に力をいれる工学重視の大学が多かったことが後の日本の高度成長をもたらしたと考えられています。